フィリピン・セブ財務会計研究所(旧:目指せ!米国公認会計士(U.S.CPA))

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勉強はどこでしていたか?

自宅に勉強する用のデスクは持っているのだが、自分のデスクで勉強したのはほんの一割程度だった。

どこで勉強していたかというと…
  1. 予備校の自習室
  2. サイゼリヤやガスト
  3. マクドナルド
  4. 電車の中
  5. 有料自習室
ほぼこの5ヶ所で勉強していた。

自習室は、同じ目的を持った仲間に囲まれていて最も勉強がはかどった。
サイゼリヤやガストなどのファミレスも店舗にもよるが勉強している人が多い時間帯があったりする。あまりにも子どもが多かったり、学生の溜まり場になっている時間は不適だ。

マクドナルドは100円でコーヒーが買えて、コンセントもありWifiもある。WEBを使った勉強には最適。店舗によっては自習室か、というぐらい勉強している人が多いところもある。

通勤電車は、乗っている時間が決まっているのでタイムトライアルに使える。この単元をここまで仕上げるぞ、この問題集のここまで終わらせるぞ、などゴールを決めて問題を解くにはとてもいい場所だ。

有料の自習室は、おもに年末年始などの連休に活用した。予備校の自習室が休みのとき、家で5時間机に座り続けるのはしんどい。こんなときに、お金を払うことによって勉強の意識を高めた。

騒音がするところでは勉強できない、という人は自宅や図書館、自習室を中心にすればいいし、自分の生活に適した勉強し易い場所を複数持っておくと集中力が落ちたときに場所を変えることによって気分も変え、集中力を再び取り戻すことができる。

ぜひ勉強に集中できる空間をいくつか見つけてみてください。



勉強時間の確保

社会人受験生はホントに時間がない。
ホントに時間はない?

これは心持ち一つのような気がしています。
時間はみんな平等なので、時間はあると考えさえすればいいだけなのです。

考え方のステップは以下のとおり。

まずはどれぐらいの時間が欲しいのかを明らかにしてみます。
一週間に20時間勉強したいのであれば、平日には2時間×5日で10時間。
土日に5時間×2日で10時間。
平日には接待や残業もあるので土日にはもう1〜2時間は時間を確保しておく方がいい。
週次のプランニングはこれでOK。

次に一日ごとの時間の確保について。

まとまって平日に2時間と考えると確かに難しいかもしれない。でも、15分×8コマと考えるとなんとか組み合わせで時間の確保がしやすくなる。

私自身は、通勤で3コマ、出勤前の時間で2コマ、帰宅後に3コマを確保していました。

このプランだと帰宅後はたった45分しかありませんが、それで十分という考えをしていました。ただ、朝も必ず30分は勉強し、週末はどっぷり自習室にこもって勉強していました。

合格までに時間がかかったので、もっといいプランがあるのかもしれませんが、自分の集中力、体力を考えるとこれが限界でした。

でもこのプランなら平日でもできそうだな、って思いませんか?

平日は5時か6時ピッタリに仕事が終わる人はもっと余裕を持ったスケジュールを組むことができると思いますし、自分の仕事の都合、集中力、体力などを勘案して最適なプランニングしてみるといいと思います。



受験予備校の選び方

受験予備校として私はAbitusに通っていました。

理由は、新宿校と八重洲校があり、新宿校は会社から近いということと、八重洲校は自宅から通いやすかったためです。

学生時代からそうでしたが、あんまり頭が言い訳ではないので授業を聞いた時に理解してしまう、ということが出来ないんです。自分で紐解いて、納得しないと理解が及ばないので、どちらかといえば授業重視というより、復習のできる環境が整っていることを重視していました。

その点Abitusは、講義の再受講が五年間有効だったり、DVDを見れる環境や自習室が充実していて良かった。

講義は上手い先生と下手くそな先生が混在しているので取捨選択は必要。無理に出席するよりもDVDも絡めながら自分に合った先生を探すのがいい。

ただ、どこもそうだと思うが授業をパッケージにして、DVD講義と差異が無いようにしているので、生徒との掛け合いがほとんどない。多少の雑談はあっても、面白味はあまりない。
講義を受講できる人は、モチベーションを維持する手段に使うのがいいのかも。

クラスが存在するわけでもないし、予備校で仲良くなる人はそんなにいない。ただ、いつも自習室で見かける人の様子はいつも気にしていた。あの人より先に合格したいな、って感じで。

予備校を選ぶ際には、再受講の制度や疑問を解消してくれる仕組みがあるか?自習室は充実しているか?模擬試験が本番さながらのシステムで受けられるか?単位取得サポートがちゃんとあるか?
ここら辺をベースに、授業料との兼ね合いで選んだらいいと思う。

一つ間違いなく言えることは、学校に行っても、合格できるようにはならない。どこの学校に通ったって受かる人は受かるようになる。
要するに、本人次第だ。
よく学校批判をする人がいる。
あそこに通ったって合格できない、とか。そんなのを聞くと、お前なんてどこに通ったって受からへんわ、っていつも思ってました。

頑張ったら自分を褒める

勉強をしていると何度もくじけそうになります。

思うような結果が出ないこともあります。

でも、諦めたらそこで終わり。

いつかは諦めるということも大事かもしれないけど、せっかくなら合格しよう。


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自分を褒めてみよう。

仕事しながら勉強してるんだから疲れる時もあるって。

日本語じゃなくて英語で勉強してるんだから苦しくなるときもあるって。

みんなが遊んでる姿を見てたら、一緒に遊びたくなるって。

そんな時に頑張ってる自分はすごいって。

自分自身を鼓舞する言葉を持っていると、どんな時も強くなれます。



74点と75点の間に立ちはだかる壁

米国公認会計士U.S.CPAのテストの合格点は、75点。

 

1問1点というわけではなく、問題の中には採点のされないダミー問題も含まれているので、一概に4分の3正解出来れば合格というわけではない。

 

FARE(財務諸表論と公会計)やAUD(監査論など)、REG(税法関連)の3科目は、Multiple Choice(MC)という選択問題とTask Based Simulation(TBS)というシミュレーション(実務)問題とに別れる。

それぞれ配分は、60:40。

もう1科目のBEC(ビジネス全般やマクロ会計・ミクロ会計など)は、MCとWritten Communication という英文記述問題(3題)が出される。

配分は、85:15。

 

どの科目もスピードが求められ早く読みつつ、幅広い知識が求められる。

常識で回答しなければならない問題も多い。

 

FARE・AUD・REGに関しては、計算上、MC45点、TBS30点最低必要になる。

が、TBSは、どんな問題が出るか検討がつかず、まったく歯がたたないこともある。

会計の問題で怖いのは、1番上の問題を間違えると芋づる式に全問題を間違える可能性があることだ。7つの設題があるが、まるまる1つ落としてしまうことも考えられる。

理想を言えば、MC54点、TBS28点ぐらいは目指したい(どちらが何点とれたかはわからないのですが)

なので出来る限りMC(選択問題)では約9割欲しい。これを1ウインドウで30題出題されるが、たったの3問しか間違うことができない。結構苦しい。

だが、ここまでできるように力をつけていきたい。

そうすると、TBSでもそれなりに点数を積み上げることができるようになる。

 

またBECでは、英文記述問題(Written Communication)が出題される。

私は、これに非常に苦しめられた。

たとえばこんな出題。

「ある会社がバランストスコアカードの導入を検討している。CPAであるあなたは、どう考える?」

「ある会社がエンタプライズ・リスクマネジメント・システムの導入を考えている。CPAであるあなたはどうアドバイスする?」

ざっくり言うとこんな問題に対して、簡潔な英文で回答を記述する必要がある。

しかも短時間に。英語を書くことに慣れていないと大変。

これもまったく歯がたたない出題があったりする(合格できた今となっては回答の方法を掴んだように思いますので、別で詳しく書きたいと思います)

 

ケアレスミスは絶対にしない。

合格点を取る誰もが正解できる問題は、絶対に間違えない。

基本的な問題で躓いたら合格はできない。

私は、73点や74点といった点数で何度か落ちている。

ここまで取れてたら、あと1点と思いがちだが、ここからの1点がとても遠い。

74点と75点との間には大きな壁が立ちはだかっている。

今、74点を越っている人はここからもうひと踏ん張りしなければならない。というか、今まで以上の努力が必要かもしれない。

それぐらい74点と75点との壁は大きい。

 

 

 

 

 

 

TPPと公認会計士

世界各国では公認会計士の相互承認制度が広がっている。

たとえば米国公認会計士の資格を持っていれば、シンガポールやオーストラリアなどの公認会計士資格が簡単な審査によって取得できる。

日本でも公認会計士の分野での市場解放が求められている。今回TPPに参加することでさらにその圧力は増している。

しかし、日本公認会計士協会は否定的。
日本国内では、公認会計士資格の合格者を増やし、企業内公認会計士を増やそうと試みたがうまくいかず、合格者だけ増えて就職先の見つからない浪人合格者が増えてしまった。

長く続くデフレ・不景気の影響で、監査費用を抑える企業も多く、日本国内における公認会計士への風当たりは厳しい。
さらに、米国公認会計士に門戸を開くとなると競争環境が激しくなる。
日本の公認会計士の地位も危うくなってしまう。

日本の会計基準は遅れている。というか取り残されている。基本的には米国会計基準を真似して制度を築いている部分が多い。さらには国際会計基準の導入も検討されている。
自分たちの会計基準を他国に展開しようという動きはまったく見られなかった。
国内での議論はもっぱらどこの基準を受け入れるか。これでは世界の基準になりようがない。

市場は解放されても、日本公認会計士、またその地位を守ることの方が大切。
そうこうしているうちにますます周回遅れになってしまいそうだ。

日本の公認会計士が海外で活躍の場が広がるのは嬉しいが、他国の公認会計士が日本市場を荒らすのはガマンならない。
という答申が上がっていた。

そうは言っても、これから数年のレベルで日本も他国の公認会計士と相互承認を始めることになるだろう。米国公認会計士の活躍の場はさらに広がりそうだ。






はじめに知っておきたかった各種費用

米国公認会計士U.S.CPAの試験は、思いのほかお金がかかる。

 

まずは出願料。

これは州によって異なるが、$25~$220かかる。

1回あたりなので、1シーズン1科目しか受けない場合には、4回分は最低かかる。

 

また、受験資格を得るための学歴審査も$100~$274の費用が必要だ。

 

そして受験料は以下のとおり。

FARE $190.35

BEC $171.25

REG $171.25

AUD $190.35

1科目あたり2万円弱かかることになる。

 

さらに、日本で受験する場合には追加費用を求められる。

追加費用は以下のとおり。

FARE $309.65

BEC $328.75

REG $328.75

AUD $309.65

 

それぞれの科目の合計を計算していただければわかるのですが

FARE $190.35+$309.65=$500.00

BEC $171.25+$328.75=$500.00

REG $171.25+$328.75=$500.00

AUD $190.35$309.65=$500.00

日本で受験するためには、1科目$500も必要なんです。

4科目受けるには$2,000-(円安になったので20万円近く)

 

以前は、日本で受験できなかったので、アメリカへの渡航費用が必要だったので、コストとしてはどっこいどっこいなのですが。。。

1科目受験するのに$500はさすがに高い。

 

できるだけ1回で合格したくなりますよね。

 

ぜひがんばってください。